domains
domains
ビューには、現在のデータベースで定義された全てのドメインが含まれます。
現在のユーザが(所有者である、権限を持っているなどの方法で)アクセスできるドメインのみが示されます。
表36.21 domains
の列
名前 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
domain_catalog | sql_identifier | ドメインを持つデータベースの名前です(常に現在のデータベースです)。 |
domain_schema | sql_identifier | ドメインを持つスキーマの名前です。 |
domain_name | sql_identifier | ドメインの名前です。 |
data_type | character_data |
組み込み型の場合は、ドメインのデータ型、何らかの配列の場合はARRAY です
(後者の場合はelement_types ビューを参照してください)。
さもなくば、USER-DEFINED です
(この場合、その型はudt_name と関連する列で識別されます)。
|
character_maximum_length | cardinal_number | ドメインが、文字もしくはビット文字列型の場合、宣言された最大長です。 他のデータ型、あるいは最大長の宣言がない場合はNULLです。 |
character_octet_length | cardinal_number | ドメインが文字型の場合、1つのデータの可能最大長をオクテット(バイト)で示します 他のデータ型の場合はNULLです。 最大オクテット長は宣言された文字最大長(上述)とサーバ符号化方式に依存します。 |
character_set_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
character_set_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
character_set_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
collation_catalog | sql_identifier | ドメインの照合を含むデータベース(常に現在のデータベース)の名前で、デフォルトであるかドメインのデータ型が照合可能でない場合はNULLです。 |
collation_schema | sql_identifier | ドメインの照合を含むスキーマの名前で、デフォルトであるかドメインのデータ型が照合可能でない場合はNULLです。 |
collation_name | sql_identifier | ドメインの照合の名前で、デフォルトであるかドメインのデータ型が照合可能でない場合はNULLです。 |
numeric_precision | cardinal_number |
ドメインが数値型の場合、この列は、そのドメインの型の(宣言された、もしくは暗黙的な)精度を持ちます。
この精度は有効桁数を示すものです。
numeric_precision_radix 列が示す通り、10進数(10を底)でも2進数(2を底)でも表現できます。
他の全てのデータ型では、この列はNULLです。
|
numeric_precision_radix | cardinal_number |
ドメインが数値型の場合、この列は、numeric_precision とnumeric_scale で表現されるその列の値の底数がどちらかを示します。
2もしくは10の値となります。
他の全てのデータ型では、この列はNULLです。
|
numeric_scale | cardinal_number |
ドメインが高精度数値型の場合、この列は、そのドメインの型の(宣言された、もしくは暗黙的な)位取りを持ちます。
位取りは、小数点より右側の有効桁数を示すものです。
numeric_precision_radix 列の指定に従い、10進数(10を底)、もしくは2進数(2を底)で表現されます。
他の全ての型ではこの列はNULLです。
|
datetime_precision | cardinal_number |
data_type が日付、時刻、タイムスタンプ、間隔型を示す場合、この列はこのドメインの型で(宣言された、または暗黙的な)秒の端数の精度、つまり、秒値の小数点以下で保持される10進の桁数です。
他の全ての型の場合はNULLです。
|
interval_type | character_data |
もしdata_type が時間間隔型を示す場合、この列はこのドメインの時間間隔値がどのフィールドを含むかの仕様を含みます。例えば、YEAR TO MONTH 、DAY TO SECOND などです。
もしフィールド制約が指定されていない(時間間隔が全てのフィールドを受け付ける)場合や、他の全てのデータ型の場合はこのフィールドはNULLです。
|
interval_precision | cardinal_number |
PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。(時間間隔型のドメインの秒未満の精度についてはdatetime_precision を参照してください)
|
domain_default | character_data | ドメインのデフォルト式です。 |
udt_catalog | sql_identifier | ドメインデータ型を定義したデータベースの名前です(常に現在のデータベースです)。 |
udt_schema | sql_identifier | ドメインデータ型を定義したスキーマの名前です。 |
udt_name | sql_identifier | ドメインデータ型の名前です。 |
scope_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
scope_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
scope_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
maximum_cardinality | cardinal_number | 常にNULLです。 PostgreSQLでは配列の最大次数は常に無制限だからです。 |
dtd_identifier | sql_identifier | そのドメインに属するデータ型記述子間で一意な、データ型記述子の識別子です (ドメインには1つのデータ型記述子しかありませんのでこれは些細なものです)。 これは主に、こうした識別子の他のインスタンスを結合する時に有用です (識別子の書式の仕様は定義されておらず、将来のバージョンでそのまま維持されるかどうかも保証されません)。 |