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31.16. 接続サービスファイル

接続サービスファイルにより、libpq接続パラメータをひとつのサービス名に関連付けることができます。 サービス名は、libpq接続によって指定され、関連付けられた設定が利用されます。 これは、接続パラメータをlibpqアプリケーションの再コンパイルをせずに修正できるというものです。 サービス名はPGSERVICE環境変数を利用することで使用できます。

この接続サービスファイルは、ユーザごとに~/.pg_service.confというサービスファイルとすること、または、PGSERVICEFILE環境変数で指定される場所にすることができます。 また、システム全体についてのファイルとしてetc/pg_service.confとすること、PGSYSCONFDIR環境変数で指定されたディレクトリに置くことができます。 ユーザ用、システム用のファイルで同名のサービス定義が存在する場合、ユーザ用のものが優先されます。

このファイルは"INIファイル"書式を使用します。 セクション名がサービス名となり、パラメータが接続パラメータです。 項31.1のリストを参照してください。 以下に例を示します。

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[mydb]
host=somehost
port=5433
user=admin

例となるファイルがshare/pg_service.conf.sampleにあります。