PostgreSQL Administrator's Guide | ||
---|---|---|
Prev | Chapter 11. Regression テスト | Next |
各コマンドは、RedHat Linux version 4.2 上で bash シェルを使ってテスト されました。注意書きがある箇所を除いて、それらはほとんどのシステムで 動作するはずです。ps や tar といったコマンドは、各プラットフォームにおいてどんなオプションを使う のかにより恐ろしく変わります。これらのコマンドをタイプする前に、まず 常識を使いましょう。
Postgres Regression 設定
Postgres を一からインストールしたり、 以前のリリースからのアップグレードをした場合は、以下のことを 行って下さい。
regression テストをビルドします。以下のようにタイプして下さい。
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress gmake all
もし以前に regression テストをしたことがある場合は、
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress make cleanのようタイプして、作業ディレクトリをクリアします。
/usr/src/pgsql/src/test/regress/README ファイルには、regression テストを実行したり結果を解析したりするための方法に関する詳細が 記述されています。以下に概要を述べます。
まだ postmaster が動いていない場合は、どこかのウィンドウで
postmasterとタイプして postmaster を開始させるか、
cd nohup postmaster > regress.log 2>&1 &のようにして postmaster デーモンをバックグラウンドで起動します。
postmaster は、あなたの Postgres スーパー ユーザのアカウント(一般的には postgres アカウント)で実行するように してください。
NOTE: postmaster を root アカウントから起動 しないようにして下さい。
regression テストを実行します。
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress gmake runtestのようにタイプして下さい。
初回のテストにおいては、"gmake clean" をタイプする必要はありません。
テストにパスしたり失敗したりしたステートメントの情報が画面(および ./regress.out ファイル)に表示されるはずです。いくつかのテストが 失敗することがあるのは普通だということに注意しておいて下さい。 テストに失敗したものは、diff を使って ./results と ./expected ディレクトリにあるファイルを比較します。float8 が失敗した場合は、 以下のようにタイプします。
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress diff -w expected/float8.out results
テストを実行した後は、
destroydb regression cd /usr/src/pgsql/src/test/regress gmake cleanとタイプします。
Prev | Home | Next |
ディレクトリ構成 | Up | Regression 結果の解析 |