付録 E. リリースノート

目次
E.1. リリース8.1.2
E.2. リリース8.1.1
E.3. リリース8.1
E.4. リリース8.0.6
E.5. リリース8.0.5
E.6. リリース 8.0.4
E.7. リリース8.0.3
E.8. リリース8.0.2
E.9. リリース8.0.1
E.10. リリース8.0
E.11. リリース7.4.11
E.12. リリース7.4.10
E.13. リリース 7.4.9
E.14. リリース7.4.8
E.15. リリース7.4.7
E.16. リリース7.4.6
E.17. リリース 7.4.5
E.18. リリース 7.4.4
E.19. リリース7.4.3
E.20. リリース7.4.2
E.21. リリース7.4.1
E.22. リリース 7.4
E.23. リリース7.3.13
E.24. リリース7.3.12
E.25. リリース 7.3.11
E.26. リリース7.3.10
E.27. リリース7.3.9
E.28. リリース7.3.8
E.29. リリース7.3.7
E.30. リリース7.3.6
E.31. リリース 7.3.5
E.32. リリース 7.3.4
E.33. リリース 7.3.3
E.34. リリース 7.3.2
E.35. リリース 7.3.1
E.36. リリース 7.3
E.37. リリース7.2.8
E.38. リリース7.2.7
E.39. リリース7.2.6
E.40. リリース7.2.5
E.41. リリース7.2.4
E.42. リリース 7.2.3
E.43. リリース 7.2.2
E.44. リリース 7.2.1
E.45. リリース 7.2
E.46. リリース 7.1.3
E.47. リリース 7.1.2
E.48. リリース 7.1.2
E.49. リリース 7.1
E.50. リリース 7.0.3
E.51. リリース 7.0.2
E.52. リリース 7.0.1
E.53. リリース 7.0
E.54. リリース 6.5.3
E.55. リリース 6.5.2
E.56. リリース 6.5.1
E.57. リリース 6.5
E.58. リリース 6.4.2
E.59. リリース 6.4.1
E.60. リリース 6.4
E.61. リリース 6.3.2
E.62. リリース 6.3.1
E.63. リリース 6.3
E.64. リリース 6.2.1
E.65. リリース 6.2
E.66. リリース 6.1.1
E.67. リリース 6.1
E.68. リリース 6.0
E.69. リリース 1.09
E.70. リリース 1.02
E.71. リリース 1.01
E.72. リリース 1.0
E.73. Postgres95 リリース 0.03
E.74. Postgres95 リリース 0.02
E.75. Postgres95 リリース 0.01

E.1. リリース8.1.2

リリース日: 2006-01-09

このリリースは8.1.1の各種不具合を修正したものです。

E.1.1. バージョン8.1.2への移行

8.1.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかし、後述のロケールやplperlの問題の影響がある場合、移行後にテキストの列に対するインデックスをREINDEXする必要があるかもしれません。

E.1.2. 変更点

  • ShmemBackendArray内に空きがない場合にpostmasterが終了することなく続行できるように、Windows用のコードを修正しました。 (Magnus)

    これまでの動作では、過多な要求が連続して届いた場合にサービス不能状態になる可能性がありました。 これはWindowsへの移植でのみで起こり得ました。

  • 使用済みのReadBufferが新しいものとして返されることが可能となるという、8.0で混入された不具合を修正しました。 これにより、最近コミットされたデータが失われる可能性がありました。 (Tom)

  • トランザクション外または失敗したトランザクション内から発行される、プロトコルレベルのDescribeメッセージを修正しました。 (Tom)

  • 韓国語など、異なる文字の組み合わせを同一のものとみなすロケールにおける文字列比較を修正しました。 (Tom)

    既存のテキスト列に対するインデックスを修正するにはREINDEXが必要になります。

  • plperlが後でロケールを変更できないように、postmasterの起動時にロケール用の環境変数を設定します。

    これは、initdb実行時に通知したロケールと異なるロケールを表す環境変数の下でpostmasterが起動された場合に発生する問題を修正します。 このような条件では、plperlの使用によりインデックスが破損される可能性がありました。 こうした問題が発生していた場合、既存のテキスト列に対するインデックスのREINDEXが必要になります。

  • インストールディレクトリに関する、より柔軟な位置の変更が可能になりました。 (Tom)

    これまでのリリースでは、すべてのインストールディレクトリパスが最後の要素を除いて同一である場合にのみ、位置の変更をサポートしていました。

  • ISO-8859-5符号化方式およびISO-8859-9符号化方式の使用によるクラッシュを防止しました。 (Tatsuo)

  • 長期間存在した、ごく一部の特定のアジア向けマルチバイト文字セットを取り扱う場合のstrpos()と正規表現の不具合を修正しました。(Tatsuo)

  • COPY CSVモードがすべての\.をコピーデータの終端とみなしてしまう不具合を修正しました。

    新しいコードでは、ドキュメントの記載通り、1行に\.のみがあることを必要とします。

  • データ終端記号と解釈されないように、COPY CSVモードでリテラルデータ値内の\.を引用符で括るようにいしました。 (Bruce)

  • RECORDを返す関数に関するさまざまな修正を行いました。 (Tom)

  • postgresql.confの最終行に改行コードがない場合でも適切に処理できるように修正しました。(Tom)

  • MD5およびXDESアルゴリズム用のソルト空間をすべて利用できないという、/contrib/pgcryptoのgen_saltの不具合を修正しました。(Marko Kreen, Solar Designer)

    Blowfishおよび標準DES用のソルトには影響ありません。

  • 式インデックスの処理におけるautovacuumのクラッシュを修正しました。

  • 指定した列数が実際に問い合わせで返される列数と異なる場合にクラッシュせずにエラーを返すように/contrib/dblinkを修正しました。 (Joe)