PostgreSQL 9.3.1文書 | ||||
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リリース日: 2013-10-10
このリリースは8.4.17に対し、各種不具合を修正したものです。 8.4メジャーリリースにおける新機能については、項E.53.を参照して下さい。
8.4.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。
また、8.4.10よりも前のリリースからアップグレードする場合は、8.4.10のリリースノートを参照して下さい。
マルチバイトのエンコーディングにおいて、非ASCIIで二重引用符でくくられていない識別子を小文字にキャストしないようにしました。(Andrew Dunstan)
以前の動作は誤っており、混乱を招くものでした。
lo_open()
に失敗した時にメモリリークを起こすのを修正しました。(Heikki Linnakangas)
work_memが24GBを超えるメモリを使っている時に、メモリを必要以上に取得する不具合を修正しました。(Stephen Frost)
libpqのSSLについて、デッドロックの不具合を修正しました。(Stephen Frost)
多数のNULL値がある論理値型の列について、行の見積りの計算を正しくしました。(Andrew Gierth)
以前のバージョンでは、プランのコストの見積りにおいて、col IS NOT TRUEおよびcol IS NOT FALSEのような条件でNULL値を正しく考慮していませんでした。
WHERE句を、安全でないUNION/INTERSECTの副問い合わせに押し込まないようにしました。(Tom Lane)
以前はこのような動作によりエラーを起こすことがありました。
日付型修飾子が不適切に処理されることによってまれに発生するGROUP BYの問い合わせのエラーを修正しました。(Tom Lane)
ビューをダンプするプログラムが、ベーステーブルでの列の削除に、より適切に対応できるようにしました。(Tom Lane)
CREATE INDEX CONCURRENTLYを同時に実行している時にデッドロックが起きる可能性があるのを修正しました。(Tom Lane)
regexp_matches()
の長さゼロのマッチの処理について修正しました。(Jeevan Chalke)
以前のバージョンでは、'^'のような長さゼロのマッチが、非常に多くのマッチを返すことがありました。
非常に複雑な正規表現でクラッシュする問題を修正しました。(Heikki Linnakangas)
正規表現の後方参照でgreedyでない量指定子(quantifier)を使った時にマッチできない問題を修正しました。(Jeevan Chalke)
CREATE FUNCTIONで関数本体の検査が有効になっていなければ、SET変数について検査しないようにしました。(Tom Lane)
pgp_pub_decrypt()
がパスワード付きの秘密鍵に対応できるよう修正しました。(Marko Kreen)
インデックスのないテーブルのバキューム時にまれに発生する不正確な警告を削除しました。(Heikki Linnakangas)
プリペアド問い合わせの中でトランザクション制御コマンド(例:ROLLBACK)を実行する時に失敗する可能性があるのを修正しました。(Tom Lane)
すべてのプラットフォームで、様々な綴りの無限大をサポートしました。(Tom Lane)
サポートされる無限大の値は、"inf"、"+inf"、"-inf"、"infinity"、"+infinity"、"-infinity"です。
行をレコードやアレイと比較できる機能を拡張しました。(Rafal Rzepecki, Tom Lane)
時間帯データファイルをtzdataリリース2013dに更新しました。 イスラエル、モロッコ、パレスチナ、パラグアイでの夏時間の変更が含まれます。 またマッコーリー(Macquarie)島での歴史的な地域データの修正が含まれます。(Tom Lane)