他のバージョンの文書 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

Chapter 6. ecpg――C言語での埋め込みSQL

Table of Contents
6.1. なぜ埋め込みSQLなのか?
6.2. 概念
6.3. ecpgの使い方
6.3.1. プリプロセッサ
6.3.2. ライブラリ
6.3.3. エラー処理
6.4. 制限
6.5. 他のRDBMSパッケージからの移植
6.6. 開発者向けに
6.6.1. プリプロセッサ
6.6.2. 完全な例
6.6.3. ライブラリ

この節は、PostgreSQLの埋め込みSQLパッケージについて説明します。埋め込みSQLはCC++によって動作します。Linus Tolke()とMichael Meskes()によって書かれました。このパッケージはPostgreSQL配布物と一緒にインストールされ、PostgreSQLと似たようなライセンスとなっています。

6.1. なぜ埋め込みSQLなのか?

埋め込みSQLには、他のSQL問い合わせの処理法にはない利点があります。埋め込みSQLはCもしくはC++プログラムの変数との面倒な情報移動を処理してくれます。RDBMSパッケージの多くは、この埋め込み言語をサポートしています。

ANSI標準では埋め込み言語がどのようにあるべきか説明されています。ecpgはできるだけこの標準に合うように設計されています。他のRDBMSパッケージ用に書かれた埋め込みSQLPostgreSQLに移植することも可能です。